2019年06月01日

Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8

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たぶん最も有名なオールドレンズだと思うのですが、TAKUMAR 55mm F1.8です。それの、マルチコーティング化された、Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8ということになります。
長い名前ですね・・打ち込むのが大変です。
マウントはM42マウント、最も汎用性が高いマウントなのがオールドレンズとして高ポイントです。
中華レンズと比較してみた関係で、再びこういうものにも興味がわいたのですが、検証してみるとけっこう高性能なレンズで、コーティング以外は、現代でも通用する感じです。
黄変しているので、トリウムが使用されている、いわゆるアトムレンズというやつだと分かります。

中華レンズをオールドレンズ的という人がいますが、実のところ、中華レンズよりも立派な性能であることも分かりました。ただし、コーティングが古いので、古そうな絵が出てきますが・・

一応現代の中華レンズとの比較検証してみた記事はこちら↓

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(SIGMA SD Quattro H/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8)
なんで、フォビオンのSIGMA SD Quattro Hなのかと言いますと、このカメラはカラーはイマイチなのですが、モノクロ写真は素晴らしいものがあり、同じ画素数であるならば、最も解像するカメラでもあるからです。
で、そのカメラでもきっちり解像するのが、このタクマーレンズなわけです。
もちろん、現在のレンズのほうが解像しますが、まぁ値段がぜんぜん違います。こちらは中古で2~3千円から手に入るレンズなわけですよ。あと、SIGMA SD Quattro HのAF性能は悪く、どうせMFでの撮影が主体になるため、いっそのことMFレンズのほうがピントが合わせやすかったりします。
この55mmレンズが安い理由ですが、それはもう数が沢山あるからです。このSuper-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8は、売れに売れた、1964年に登場した、PENTAX SPのキットレンズでもあったようで、それだけに多いという感じです。
PENTAXというと数が少なめなマニアなメーカーというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、昔は最も人気のあるメーカーで、大衆機として、とにかく売れていたのです。
レンズ構成は、5群6枚 絞り羽根枚数は6枚 コーティングは7層 フィルター径49mm となっています。

以下に、チャートを撮影してみましたので、興味のある方は参考にしてください。
等倍鑑賞可能です。
ただし、大したチャートではないので、本当に参考程度にしてください。
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(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF1.8])
もやっとしていて、あまり解像していないようですが、中心部には芯があります。
周辺減光は思ったより大したことなさそうです。

PK1N0010.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF2.0])
たったのF0.2絞っただけですが、随分とはっきりしてきました。
中央はけっこう解像してきています。

PK1N0011.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF2.8])
ここにきて、中央部は見事な解像。
このくらいで接写とかすると、被写体が際立ちそうです。

PK1N0012.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF4.0])
ここで、全体的に見事な解像になったかと思いきや、右側に片ボケが・・
うーん残念。

PK1N0013.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF5.6])
ここで、片ボケながら、右側も解像してきました。

PK1N0014.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF8])
中央と左側を見るだけならば、パーフェクトな解像。
右側も実用域になりました。

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(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF11])
全体で見事に解像しました。
これはTAKUMAR 50mmよりも解像しているかもしれません。僅差ではありますが。

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(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF16])
ここも全域で解像しています。
やや回折の影響があるかもですが、実用域です。

とまぁ、片ボケさえ無ければ、素晴らしいレンズだということが分ります。
とりあえず、片ボケは当たりはずれの問題なので、普通の運があれば、片ボケが無いレンズが当たるはずです。
レンズ性能が高いことが分ったので、撮れないのはレンズが悪いからではないということになりますね。
安かろう悪かろうの感覚でやっていると、何でも悪いと思えてしまうものですが、このレンズは安いけど良いです。

SDQH0586.jpg
(SIGMA SD Quattro H/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8)
なんか、先にチャートで確認してしまったので、美味しいところばかりを使おうとしてしまいますね・・
覚えていませんが、おそらくF4ぐらいで撮っていると思います。
この場合、ボケは少々ざわつくかもしれませんね。
玉ボケは六角形です。

つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 23:38| Comment(0) | オールドレンズ