2018年10月03日

MEIKE 50mm F1.7

MEIKE MK 50mm F1.7
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MEIKE 50mm F1.7というレンズです。
また中華のマイナーレンズ?と言われるかもしれませんが、当方、現在成長しているものを見るのは好きでして、それに日本メーカとかのレンズのレビューは書きまくられているわけで、わざわざ自分がするまでもないというのが実情・・
さて、このレンズですが、日本円だとおよそ12000円程度の値段で、135フルサイズフォーマットに対応している、Eマウントレンズです。
MEIKEはメイケと読むのかな?
開封後の印象ですが、作りは非常に良く、今までの中華レンズにはフードが付いていなかったのですが、花形フードが付いてきます。これはプラスチック製の安っぽいものですが、あるほうが良いに決まっております。

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赤い鉢巻きが付いています。
本体は金属製でガタツキも無く非常にしっかりとしています。これまでNEEWER 35mm F1.2NEEWER 32mm F1.6を所有しているわけですが、ワンランク上の作りこみに見えます。値段比較でも、フルサイズ用なので安価と言えると思います。

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レンズ前方はこんな感じ。ゴミなどの混入もなく非常に良いです。

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レンズの後方です。後玉がF1.7としては非常に大きく見えます。一見前玉よりも大きく感じます。解像面では期待できそうです。後玉は少し深いところにあります。バックフォーカスは長めということになりますね。

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絞りリングは、レンズの前のほうに付いています。この仕様は、慣れないうちは大変かもしれませんが、動画を撮るときに非常に重宝します。当然クリックレスタイプで、やや重めながら、滑らかに動きます。
ピントリングも同様、やや重めではありますが、ガタツキもなく滑らかで良好な動きです。

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絞り羽は12枚もあり、綺麗な円形(12角形?)を描いています。これはNEEWER 35mmや32mmとは比較にならないクオリティーです。
動画撮影中も、ボケの形が途中で変わることなく綺麗に動くことが想像できますし、美しいボケが得られることも想像できます。光芒もどうなるのか気になります。

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ボディーに付けてみます。
マウント部にもガタツキはありません。
コンパクトで非常に良いですね。スナップ用途で使うのにはとても良さそうなサイズ。

それでは出かけてみましょう。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
ざざっとこんな感じの写り・・
ストロボ付けて撮影したので、シャッタースピードの関係で露出オーバーでしょうか・・ボケは色々な形になっていますが、それ以外は濃い輪郭なども無く綺麗だと思います。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF5.6))
最近のレンズが最も解像しそうなF5.6での撮影。
中華レンズであることを忘れてしまうような良い写りであります。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
開放での撮影。
キリッとした描写。
白いものの輪郭には色収差が見られます。
写真はクリックで拡大します。



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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
コスモスを撮影。
非常に良い感じですね。
けっこう現代的な写りかもしれません。

DSC06797.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF8))
意外なことですが、このレンズは逆光に強いです。
中華レンズはすべて逆光に弱いと思っていたのですが、状況によって少々コントラストが落ちる程度で、問題にならないレベルに思えます。
斜めの入射光によっては、フレアは生じますが、それは日本メーカーのものでも発生するかと。
今までの中華レンズに比べると非常に高いレベルになっています。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
ボケの連続性はこんな感じ。
滑らかで良いのではないでしょうか?

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
開放付近の周辺減光。
当然ながら、F1.7の大口径といえば大口径なので、ある程度の減光は仕方のないことかもしれません。しかし、少々減光が強めですね。空などを撮ると目立つようです。これは絞ると解消されます。

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(PENTAX K-1/SMC PENTAX-FA 50mm F1.4(絞りF1.8))
自分が持っている中で、最も値段的に近い国産レンズと比較してみます。と言って値段は3倍の差がありますね・・
絞りを近い値で、F1.8にして撮影。こちらのほうが周辺減光という点では優秀ですね。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF8))
住宅地を撮影、こちらの写真は等倍鑑賞可能です。
APS-C用の中華レンズと大して値段も変わりませんが、それらに対して非常に均一性が高いと思われます。
普通に考えたら、APS-Cのほうが均一性高くても良いのですが・・
ただし、こういった絵を獲得するためには、中央と周辺の中間にピントを合わせる必要があります。
無限遠に対しては、レンズの像面湾曲が影響するらしく、中央にピントを合わせた場合は、周辺の解像はやや落ちます。

2019/05/30 追記
チャートによる測定を追加しました。
クリックで等倍鑑賞可能です。
それほど立派なチャートではないので参考程度に・・
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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf1.7])
開放からある程度解像している感じはあります。
ただ、周辺はもやがかかったような雰囲気。
歪曲は、弱い樽型でしょうか?

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf2.8])
解像感は随分上がりました。周辺のモヤのような感じも無くなりました。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf4.0])
随分とシャキッとしてきました。右下は片ボケかなぁ・・

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf5.6])
かなりシャキッとしましたが、この個体は右側は片ボケのようです・・ガックリ。。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf8])
全体的に解像していますが、倍率色収差が強めに出ています。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf11])
色収差もありますが、像面湾曲もある感じです。

DSC08011.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf16])
ここにきても解像感は落ちません。高い解像力を維持しています。

DSC08012.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf22])
驚いたことに、小絞りボケの影響は、それほど見られず、かなり均等性を保った画質です。少々周辺の解像は落ちましたが、十分に実用可能なレベル。
このレンズは、絞り全域で使用可能なことが分かりました。
センサーにゴミが付いていましたね(汗)
このレンズは解像に関してはそれなりにするようで、一般的な少し前のレンズぐらいには解像します。
問題は色収差でしょうか?この点はけっこう強めと言えるかもしれません。

DSC06791.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF4))
前後のボケを確認。
二線ボケ?ややうるさいボケかもしれません。他のレンズでも非常に発生しやすい状況を撮っているわけで、これは、もう少し試してみないと分からないかも。
ボケというのは好みの問題で、玉ボケがバブルボケになっているのが好きな人や、ぐるぐるボケが好きな人や二線ボケが好きな人もいるので、なんとも・・

DSC07669.JPG

(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
口径食は、かなりあります。解放時の周辺減光にも納得です。前玉と後玉のサイズのバランスも関係ありそう。

DSC06941.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF8))

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF5.6))

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF4))


MEIKE 50mm F1.7は、価格12000円程度としては、かなり優秀な性能を記していて、SMC PENTAX FA 50m F1.4などと比較しても同等の描写性能を持っているレンズだと思われます。
実は、当方所有のSuper Takumar 55mm F2などは、周辺の解像は中央と同様で、これ以上の解像性能を持っているのですが、MEIKE 50mm F1.7は、周辺画質を含め、非常に近い性能を持っています。あと、コーティングの面で優れていてオールドレンズよりもクリアな画質が得られます。
遠景では、やや均一性を保てないという面も確認できました。均一性を出すには、周辺と中央の中間にピントを合わせる必要があります。

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(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF4))
大きさが似たような単焦点レンズだと、けっこう古いマニュアルレンズでもAFレンズよりは高い描写力を持っていたりするのですが、このMEIKE MK 50mm F1.7も似たような傾向を持ち現代的なコーティングも持っているので逆光にも強く、完全に実用になるといった印象です。
味的な要素は少なく、中華レンズにそういった要素を求める人には、F1.7というスペックも含めて、いたって普通のレンズと思われるかもしれません。
ただ現行のマニュアルフォーカスレンズで50mmという選択肢を考えると、驚異的なコストパフォーマンスを持っていると言えるかと思います。
あとレンズ前方にある絞りリングは動画撮影に便利で、動画でも大いに活躍が期待されます。
もっと注目されても良いレンズではないかといった印象です。

レンズプロファイル








posted by 薔薇迷写真部 at 16:37| Comment(0) | 中華レンズ
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