2018年10月18日

七工匠 7Artisans 12mm F2.8

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七工匠 7Artisans 12mm F2.8
このレンズはAPS-Cミラーレズ用のレンズで、超広角域の撮影が出来るレンズなんですが、いえ、なんか沼に入っていませんか?と思えてしまう今日この頃です。
なんと言いますか、中華レンズは面白いんですよ・・
ある意味、韓国のレンズとかは、日本のレンズに近いものを感じるのですが、中華は一味も二味も違うという感じです。
オールドレンズ的とも言えるのですが、じゃあこういうオールドレンズがあるか?と言われると、う〜ん・・無いかもとも思えてしまうのが中華レンズです。
たまたまそういうのが当たっただけなのかもしれませんが、癖になってしまいました。

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毎度のことですが、このレンズも造りは良いです。
絞りリングは、中華レンズらしくクリックレスタイプ。
金属製でコンパクトで、それでいて、けっこうずっしりと重いという感じです。
個人的に七工匠のレンズはデザインが良いと思うのですが、どうでしょう?
値段的にもNEEWERやMEIKEより一ランク上という感じです。

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絞りはこんな感じだけど小さくてよく分かりません。
絞り羽根は7枚とのこと。

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後玉はこんな感じで小さいです。
APS-Cというのもあるでしょうが、ミラーレスは後玉小さく出来るんでしょうかね?

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嬉しいことに、被写界深度目盛が付いています。
ここまでの中華レンズには付いてなかったので、これはうれしいですね。
めったに使いませんが・・
これは技術的な問題ではないので、一つ言わせてもらうと、この魚眼のように小さなフードは無いと思います。フルフレームで確認すると分かるのですが、随分と隙間がある感じです。他の広角を見ても、この焦点距離であるならば、もう少し大きなフードを付けていると思われます。コーティングが弱いのなら尚更です。

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キャップは金属製。七工匠という漢字が良いですね。7人の職人という意味でしょうが、社員はもっと多いでしょう・・当然か・・

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8[F8])
レンズの歪曲収差はこんな感じで、この手の広角レンズとしては、とてもよく補正されていると思います。
ほぼ問題ありません。建築写真やストリートスナップにも使えると思います。

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8[F8])
せっかくなので、レンズプロファイルを作ってみました。とりあえず歪みはだいたい直っています。
※このプロファイルは中距離〜無限遠ぐらいに対応したものです。

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
とりあえず、開放付近の描写はこんな感じです。まぁ広角だしこんなもんでしょう。
寄れるという印象です。

7Artisans 12mm F2.8
このレンズ、近接撮影では画角が少し狭くなります。ズームレンズではありませんが、いくらか焦点距離が変わります。これそのものは珍しくない現象ではありますが、抑制率が低いことと、レンズの被写界深度が深いため、特別分かりやすいのだと思われます。
この現象は、抑制されたレンズとされていないレンズとで差が出てきます。あとマクロレンズなどは変化が顕著です。このレンズが寄れることも関係なくはないかもしれません。
無限遠→近接での撮影で、画角が狭くなるという感じです。12mm〜14mmぐらいでしょうか?下の動画はフルサイズで撮った映像なので、比較すると換算18mm〜21mmぐらいで動いているのではないかと推測されます。
はっきり、分かりやすく確認できるので、気になる人は気になると思います。
SIGMA 20mm F1.8 EX DG Aspherical
ただ、珍しくない現象ではあるので、気になる場合は他のレンズ何本かと比べてみると良いかもしれません。けっこう大きく変わるレンズは多いのですが、定位置からピントを動かすと、ボケるので、それがふわっと広がるという感覚に見えて、焦点距離が変化していることに気が付かない場合も多いのでしょう。
このSIGMAのレンズは、7Artisansのレンズよりもズーミングが抑制されている感じですが、代わりにズーミングとともに歪曲が変動しているのが確認できます。リアフォーカスなことと関係があるかもしれません。

とりあえず出かけてみましょう。

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
コントラストも高めで良い感じですね。




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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
出かけるの遅かったので、外は徐々に暗くなっていきます。
広々としていますね・・
当方、超広角は滅多に使わないので、何を撮れば良いのかよく分かりません。
コントラストは、やはり高いようです。

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
空を見上げてしまいます。緻密で繊細な描写。

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
暗くなってしまいました。
これでは分かりませんが、逆光耐性はそれほど強くない模様。
しかしながら、それを生かした撮影を考えてみるのも面白いのではないかと。

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(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
やはり、超広角ということで、パースを生かした撮影ということになるのでしょうか?


2019/5/26 追記 チャートでの測定に変更しました。
それほど良いチャートでもありませんので、参考程度にしてください。
写真はクリックで拡大、等倍鑑賞が可能です。
DSC01390.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F2.8])
中央は開放から解像するようです。周辺はもやがかかったような雰囲気。上下の歪みは大したことがありませんが、左右両側の歪みは糸巻き型のようです。こういった超広角レンズとしては優秀な部類ではないでしょうか?
ちなみに、最短付近での撮影となりますので、遠景の場合とはまた違う画質になるものと思われます。

DSC01391.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F4.0])
周辺のもやのような感じがとれました。解像も徐々にアップしています。

DSC01392.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F5.6])
軸上色収差は残っていますが、それなりに減っているようです。中央の素晴らしい解像に注目。

DSC01393.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F8.0])
ここで、このレンズの最高のパフォーマンスが得られるような感じです。色収差も少ないため、すっきりとした画面になると予測できます。

DSC01394.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F16])
絞りリングに書かれている数字は、F8の次はF16です。解像感は回折現象なのか、少し落ちた感じです。
しかしながら、かなり均一性の高い画像になりました。

DSC01395.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F8])
ここで、最も画質が良かったF8付近を再確認、周辺も含めて全体にピントを合わせた画像をアップ。
全体的に良いものの、おそらく右側に片ボケがある模様・・左の見事な解像と比較してみるとよく分かります。大したことはありませんが、やはりテンションは下がります。
ちなみに、超広角レンズの場合は、国内外問わず、片ボケを引くことが多いので、それ以来あまり買わなくなりました。
フィルム時代なら、それほど気がつかない要素ですが、デジタルだと目立ってしまいます。もちろん、この程度であればA4プリントとかなら、それほど気がつかないレベルだとは思いますが・・
このレンズの四隅先端は、片ボケが仮になくてもけっこう流れる感じで、画角が最広角になる遠景撮影の場合は顕著になります。
イメージサークルが、やや足りないという印象です。マイクロフォーサーズ用だと考えると、この画像からトリミングした領域の撮影だと考えれば、全体で見事な解像をするので、歪みも隅の流れも無く、ほとんど不満の無い描写になるのではないかと思われます。
色収差は少ないほうだと思うので、すっきりキレのある画像が出てくるのではないかと思われます。
中央の解像は、他の安価な中華レンズに比べて、かなりキレ味があるように感じます。
七工匠はNEEWERやMEIKEより一ランク上のメーカーという印象ですが、コーティング等のレベルは同レベルで、逆光には弱いのではないかと思われます。

DSC02025-1.jpg
(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8[F8])
この画像は等倍鑑賞可能です。
遠景でも、下の隅を見ると分かるのですが、やや流れています。
これはレンズが非常に小型なことを考えても仕方がないことでしょうか?
もしかしたら、このクラスではMEIKEも同じスペックのレンズを出しているのですが、そちらのほうが大型で優秀かもしれませんが、使ってないので分からないところです。どちらにするのか迷いましたが、こちらが小型なので選びました。
とりあえず、値段を考えると非常に優秀という感じで、今のところ、出てくる絵には特別な癖も感じません。
自分が持っている日本メーカーのAPS-C用広角ズームよりは歪みもありませんし、全体感として上の画像を提供してくれるという感じです。値段は1/3ほどなのでパフォーマンスは高いですね。

DSC02173-2.jpg
(SONY α7/7Artisans 12mm F2.8[F4])

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(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F8])

DSC01409.jpg
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F8])

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(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F2.8])
七工匠 7Artisans 12mm F2.8は、値段を考えるとそれなりに優秀で、かつコンパクト、超広角でAPS-Cというのもありますが、F5.6ぐらいに絞れば、非常に被写界深度が深く、中距離にピントを合わせると何でも被写界深度に収まりますので、動体でも撮影可能です。
逆光には少々弱いと感じましたが、七工匠のレンズで逆光に強いレンズというのは聞いたことが無いのでこんなものなんでしょう。
それ以外の点では、コントラストはそれなりに高くて、歪曲も少なく、抜けも良くて普通のレンズとして使用可能です。
解像もそれなりにするので、安い広角を求めている方ならば買いでしょう。

レンズプロファイル




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posted by 薔薇迷写真部 at 23:16| Comment(0) | 中華レンズ
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