2019年01月18日

中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO 4-4.5:1

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ZHONG YI OPTICS FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO 4-4.5:1
というわけで、4〜4.5倍のマクロ撮影ができる中華レンズです。
当方としては、かなりメジャーな中華レンズのチョイスかもしれません。
たぶんですが、中一光学は、中国では最も有名な光学メーカーのような気がします。
個人的には、LAOWAのほうが、本格的なような気がしますが、老舗という意味では、この中一光学ということになるのかもしれません。
日本の三竹光学とも関係があって、日本の息のかかったメーカーでもあります。
一般的な中華レンズには、既にお腹いっぱいなため、使用用途が著しく限られるこのレンズに着目してみました。
商品の内容ですが、箱と、保証書と、レンズ本体と、しわくちゃなビニール袋だけでした。説明書はありません。
説明書が無いので説明しますと、カメラの設定で、レンズが無くても撮影を許可する必要があります。メーカーによって書き方が違いますが、それぞれ調べてみてください。
PENTAXだと、絞りリングの使用を許可、SONYだと、レンズなしレリーズを許可等の項目があります。
カメラがシャッターを切らなくても、故障ではありませんので、慌てなくても大丈夫です。

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ZUIKO AUTO-MACRO 20mm F2にとてもよく似ています。
前玉は非常に小さく、普通のレンズの後玉のようです。
この姿を見て思う人は多いかと思いますが、普通の単焦点レンズにリバースリングを付けているのにも似ています。
原理としては似たようなもんだろうと思います。画質も、補正レンズ系が、構造上少ないので、似たようなもんである可能性もあるかと思います。
このレンズは安価ですが、より高価なLAOWA 25mm F2.8 2.5-5X ULTRA MACROのほうが、現代的な設計だと思われる分、ずっと高画質な可能性が高いと思われます。
ただ、LAOWAは高価なため、こういったレンズの使用率の高い人向けのような気がします。
たまに撮るのであれば、これでも代用はきくかもしれません。

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これでは見えませんが、後玉は、奥のほうにあります。前方の小さなユニットの中に小さなレンズ群があるといった感じです。
当然ながら、電子接点はありません。
これは、PENTAX Kマウント仕様となります。

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絞りはF2〜F16まで。
しかしながら、その絞りの明るさは確保されません。その拡大率から非常に暗くなります。基本的には、ミラーレス機のほうが使いやすいのではないかと思われますが、レフ用を購入すれば、マウントアダプターで両方使えるということになります。
鏡筒の質感は良く、このレンズの価格の大半は、この部分に使われているのではないかと思うぐらいです。

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絞り羽根は3枚しかないため、絞ると三角形になってしまいます。小さなビデオカメラのような絞りですが、玉ボケを楽しむようなレンズではないため、これで十分と言えば十分です。

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SIGMA sd Quattro HにFREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO (PENTAX Kマウント用)を取り付けてみます。
SIGMA sd Quattro Hは、KマウントベースのSAマウントなため、こういったレンズは付けることができます。
このような全群繰り出しのレンズであれば、画質の劣化もありません。
無限遠がある普通のレンズだと、標準域からでなければ使いにくいですが、中一光学のCREATORシリーズならば、普通に使えるのではないかと思っています。無限遠はずれてしまいますが、合わせることは可能です。
85mmや135mmを付けてみたいという衝動にかられますが、やめておきます。
ですが、マウントアダプター経由で他のミラーレスにも使えるため、無駄になるということはないとは思いますが。。

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前方のユニットを伸ばしてみた様子。
これを伸ばすことで、撮影倍率が上がります。
ヘリコイドマクロアダプター等と同じような原理ですね。

さて、撮影してみましょう。

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(SIGMA sd Quattro H/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
よく分からない謎の昆虫です。
今は冬なため、撮影しようにも、昆虫は非常に少なく、やっとのことで見つけました。
おそらく、大きさは1mmほど。とても小さいです。ひまわりの種の上に乗っています。
色々とアップされている画像を見て思いましたが、やはり色々な収差の補正ができていないようです。
あと解像感も足りませんが、普通のレンズをリバースするよりは、いくらか画質は良いかもしれません。あと拡大率も大きいです。もちろん、接写リングで同じような撮影は可能かもしれませんが、一応専用設計のこちらに分があるのではないかと思われます。

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(SIGMA sd Quattro H/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
先ほどの写真の等倍切り抜きです。
解像度はこの程度ですが、昔のズームレンズとかこの程度だったので、まぁ見れる画質です。
しかし、1mmほどの昆虫が、これほど精密にできているというのが驚きですね。

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(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
SIGMAだと、あまりにも撮影がしにくかったので、K-1に変えて撮影してみました。
インコの目ですが、画面に収まりません。
この時の撮影倍率は、4.5倍だったような気がします。
小さな目ですが、人間よりも遥かに高性能と言われる鳥の目です。視力など比較にならないぐらい高いようです。動体視力は飛ぶのだからとてつもなく高いのかもしれません。
カメラだと、物理的面積や体積が大きくないと高性能にならないのですが、いったいどういう構造なんでしょうね?
もの凄いナノテクノロジーが出来たら、そういう部分を再現できないのでしょうか?

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(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
角度を変えて、撮影倍率も4倍にしてみました。これで何とか画面に収まりました。
しかしながら異様に撮影が難しいレンズです。被写体は常に動くので、非常に大変です。
よく見ると、涙が出ていますね。

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(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF16))
先ほどから、絞りF8の写真ばかりですが、理由があります。
こういったレンズでの撮影は、被写界深度と回折限界とのせめぎ合いになるのですが、ピント面の解像度は、F8前後よりも絞ると、著しく小絞りボケが発生し、解像度が大きく落ちます。
おそらく、最も解像する絞りは、もう少し開いた状態かもしれませんが、ピント面の浅さから、F8ぐらいが最も良いという結論に至りました。

PK1N0054.jpg
(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
こちらはF8です。
これら2枚の写真はクリックで拡大し、等倍鑑賞が可能です。
これは、外にあった、ネコジャラシ?のような植物の部分ですが、中央付近の種にピントを合わせています。
上の写真に対して、こちらの写真のほうが、ピント面のディティールが遥かに残っていることに注目してみてください。

SDQH0464.jpg
(SIGMA sd Quattro H/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
こちらの写真もクリックで拡大します。リサイズ無しなので、等倍で見れます。
角度を変えて、昆虫が、ひまわりの上であることが分るように撮影してみました。
拡大するとイマイチでも、こうして全体感を見るのであれば、それなりに見やすく綺麗な写真に見えます。
使い方次第ということでしょうか。

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こういった被写界深度が浅すぎるレンズに関しては、深度合成という方法を使うのも良いかもしれません。
カメラが乗っているのはマクロ雲台です。
とりあえずこの写真を撮るだけなので、貧相な三脚に乗っていますが、撮影時には、もっとごつい三脚に乗せたほうが良いかもしれません。

K_5S2409.jpg
SHOOT マクロ雲台 という雲台です。
前方と横にスライドします。
最近は、こういうのが中華から安く出ているので助かります。
残念ながら、少々ガタつきはあります。




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(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
せっかくなので、K-1のリアルレゾリューションで撮ってみました。
何も撮る物が無かったので、昨年飼育していた蟻の死骸を撮ってみました。
菌糸とか付いていますが、深度合成では、こうのはごちゃごちゃしたのは苦手な感じです。
それでも、思いっきり解像感は上がりました。
深度合成に使用したソフトは、CombineZPというフリーソフトです。

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(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))

中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACROは、肉眼では何なのか分からない被写体を撮影できる入門的なレンズではないかと思います。
しかしながら、写真撮影の技術はかなり要求されますし、色々な知識も必要です。
更に綺麗に撮りたいのであれば、より高価で、現代的な設計のLAOWA 25mm F2.8 2.5-5X ULTRA MACROのほうが良い可能性があると思います。
それでも、汎用性が高く、コンパクトなこのレンズはあって損はない存在かもしれません。
ミラーレス化で、今後、より使いやすいレンズになるのではないかと思われます。

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(PENTAX K-1/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))

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posted by 薔薇迷写真部 at 00:20| Comment(0) | 中華レンズ
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