2019年02月24日

PaintShop Pro 2019 Ultimateを導入してみた

とりあえず、アドビ税を支払いたくないので、各ソフト、他社やフリーに移行中なわけですが、それでも数年前でもアドビの画像処理ソフトは優秀なわけです。
特に、Photoshopなどは十年前のものでも普通に使えますし、今後も特に苦労することはないでしょうと思うわけですが、競合他社も気になります。
そこで気になったのは、PaintShop Pro 2019 Ultimate、ホームページにも「皆様の声を反映した Photoshop に取って代わる究極のソフト」と書いてありました。
実際見てみると、少なくともフリーのGIMPよりは多機能で、Ultimateだと、PhotoMirage Express、Painter Essentials 6、 Perfectly Clear 3.5、Corel AfterShot 3 等のコーレルの簡易版ソフトが同梱なわけで、機能的にはPhotoshopを圧倒しているとも言えます。
ですが、こういったソフトについて色々と思うのは、見易さや使い勝手であって、多機能はそれほど重用ではないということもあるかもしれません。というのも、既にどれも多機能で、2D編集に至っては、もうやれることは少ないといった感じです。
昔、PaintShop Proを使っていたことはありますが、その当時は軽くて使いやすいソフトでした。確かバージョンは6だったでしょうか。
そのころとは異なり、RAWを扱えるようになっているのも特徴です。これはPhotoshopでも出来ることですが、対応表一覧にSIGMA sd Quattro Hが記入されているではありませんか!
誰もその事について触れていないので、気になって仕方がないわけです。
早速現像でもしてみます。

PSP_RAWラボ.jpg
X3FファイルからPaintShop Proに入ると、カメラRAWラボが開かれます。
なんだか触れるパラメーターが少ないようです。それでも取り込めたのはありがたいことですね。明るさやコントラストを変更したら、あとは通常のソフト内で処理してくれという感じでしょうか?

PSP_RAWラボ02.jpg
カメラやレンズについて標示されます。補正は自動で行われるようです。

しかし、なんだか違和感があるのですが、普段見ているシグマの絵とは、けっこう異なる感じです。要するに処理をまだ行っていない、まんまの画像が違うといった感じ。
パラメーターをいじったほうが良いでしょうか・・しかし、ここには落し穴が・・

画像4.jpg
カラー関係の補正を少しでも触ると、完全に色がおかしくなります。
明度に関しての補正は普通に出来ますが、X3Fファイルのカラーに関しては触らないほうがよさそうです。
元の画像は、触ったところで保存してしまったため、別画像で試してみました。
元の画像に戻すには、設定を撮影時に戻せば良いようです。

SPP01.jpg
ちなみに、こちらが純性ソフトSIGMA Photo proでのまんまの画像です。
なんと言いますか、以前から思っていますが、純正ソフトは、そのメーカーが提唱する画像が出てくるので、結局のところ処理しやすいのです。
以前LinuxでX3FファイルをRAW現像しようとしたことがありますが、色々と困難があり断念しました。
やはりフォビオンセンサーは物凄く特殊なのです。

SDQH0382 -PSP.jpg
カメラRAWラボでのまんまの写真は少し暗い感じでしたので、明るさだけ整えてみます。

SDQH0382 -PSP02.jpg
普通に出来ました。
細部を見てみましょうか。

SDQH0382 -PSPトリミング.jpg
細部等倍の切り取りです。
なんといいますか、フォビオンクワトロセンサーの何たるかが分かる画像です。色々と困った画像です。

SDQH0382.jpg
こちらは純正ソフトSIGMA Photo proでのまんまの画像です。SIGMAがどういった写真を出したいのかよく分かる画像ですね。

SDQH0382 -SPPトリミング_.jpg
上のPSPの画像では、四分割されているようなドットが上手くまとまっています。これは演算でごまかしているとも言えますが、結果良ければすべて良しとも言えますのでこれで良いのかと。
しかしながら演算は演算・・真の三層センサーではないことが分かってしまいました。

PSP_インターフェイス01.jpg

PaintShop ProのUI画面です。
ならばと、SIGMA Photo proから出力した16bit TIF画像を編集することにします。
普通にPhotoshopで出来ることは大体出来るようです。
と言いますか、これでもかというぐらい機能がてんこ盛りです。全部を使うことはないでしょう。
あと使用感はPhotoshopと色々と違いますし、慣れてしまったソフトから似たような事をするのは、けっこう辛いものがあります。これは、反対にPaintShop ProからPhotoshopに移行する場合も似たようなものだと思われます。
一つ便利な機能としては、画像の一括処理という機能があります。Photoshopのアクションでも可能ですが、こちらのほうが簡単かと思われます。これだけでも導入の価値ありですね。画像のサイズや、ファイル形式の変更ではとても便利な機能です。あと使える拡張子の多いこと。

SDQH0382_修正.jpg
とりあえず自動修正してみました。
パラメーターをいじった画像は、他の画像処理ソフトと似たようなものなので、とりあえず。
ネット等のアップでも喜ばれる明るめの画像になりました。
暗いのを好む当方としては、残念ですが、他人から受けた注文に使うには良さそうな機能ではあります。

付属ソフトも豊富です。

CASi.jpg
こちらは付属のCorel AfterShot 3の画面です。
proバージョンから色々な機能を省かれた簡易版といった感じでしょうか?気になるのはトーンカーブの項目が無いところですが、proバージョンにはあるようです。ただしプラグインの中にはトーン修正みたいなことができるものもありますので、細かく見ない場合は大体出来そうな雰囲気です。
とりあえずですが、RAW現像を含むならば、直接PaintShop Proから開くよりは、こちらから開いたほうが良いでしょう。もちろんPaintShop Proとの連携も可能です。
残念なことにSIGMAのX3F形式には対応していないようです。ただし、この形式に正式に対応しているソフトは無いようなので仕方のないことですが・・プラグインとしてはPhotoshop CCでは使えるようになったようですが。


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PK1N0022_1.jpg
Corel AfterShot 3で現像してみました。わざと夜の写真にしています。ぱっと見PENTAX純性ソフトとよく似ている画質です。
この写真のisoは3200
空気感がありますね。
ちなみに、このソフトとても処理が速いです。CPUの最適化とか色々設定ができますので、そのあたりは良い点です。3DCGソフトなどと似たような設定が可能です。

CAS.jpg
部分等倍です。
今まで使ったソフトの中では、ノイズ処理がやや苦手かな?もっと追い込めば良いのかもしれませんが、時間がかかりますので。

PK1N0022.jpg
こちらは純正ソフトDigital Camera Utility 5での出力画像です。
Corel AfterShot 3と似た画像ですが、Corel AfterShot 3のパラメーターをいじって、純正の画像に似せました。ですが、ソフトによっては、どうしても純正というか、そのメーカーの絵が出せないケースもありますので、その点では良い結果でした。

DCY.jpg
やはり純正の場合は、そのメーカーの絵が出るといいますか、よりその機種を理解している感じで、粒上のノイズはありますが均一で、ディティール重視の処理な感じです。
当方の場合、余程の細かい設定が必要無い場合は、もっぱら純正を使用しています。
というのも気の利いた画像が追い込まなくても出るからですが。

PK1N0022_RTP-1.jpg
続いてフリーソフトのRaw Therapeeからの出力画面です。
フリーながら、上の二種類のソフトを圧倒する機能を誇っています。ただし、純正的な絵を出すのには一苦労ありますし、時間の関係もあって無理という印象があるのも事実です。
結論としては、空気感は無くなりましたが、星がはっきりと写っています。星を撮るのには良い選択かもしれません。
上の二つで頑張っても、この点ではかないませんでした。

RTP.jpg
このソフトのノイズリダクションは優秀です。
レンズのプロファイルも豊富で、後から導入も出来るので、自分でプロファイルを作って使ったりもしています。
フリーだけで行くなら、これとGIMPでかなり最強に近い構成が可能です。連携もしやすく出来ていますし。
ただし、カメラのメーカーらしさ的な絵作りは苦手という感じ。

とまぁこんな感じですが、Corel AfterShot 3はPaintShop Proとの連携は良いのでワンパッケージで購入するなら、十分に使える感じです。

画像3.jpg
レンズプロファイルは、最近のサードパーティーのものに弱いという印象ですが、例えばPENTAXだとFレンズのような古いオートフォーカスレンズにも対応していて、それだけでも当方としては使う価値があります。
高速処理も可能なため、使い分けも可能そうです。

ちなみに、Raw Therapeeの場合、PaintShop Pro との連携も可能です。
画像1.jpg
環境設定から、外部エディタの部分を開き、カスタムコマンドラインの部分に C:\Program Files\Corel\Corel PaintShop Pro 2019 (64-bit)\Corel PaintShop Pro.exe と入力します。※使えない場合はプログラムファイルがCにあるのか確認してください。
これで、フォトショップやGIMPと同じように外部エディタとしてPaintShop Pro 2019を使うことが可能です。
これで、ほぼフォトショップに近い、かなり高度な写真編集も出来ますので、お試しあれ。
部分的には勝る部分もあれば劣る部分もあります。主な優れた部分は、ベクターレイヤーが使えるところで、web関連では優れている部分もあります。主な劣る部分はCMYKに関することで、印刷関連です。写真をプリントする場合は無問題です。
AfterShotでは物足りない方は、pro版にアップデートするか、こちらの方法が便利です。
ちなみにAfterShot pro3よりもRawTherapeeのほうが、無料ながら高度な編集が可能です。ただし、ソフトとしてはやや重いため軽い処理が必要な場合はAfterShot pro3という選択も有りかもしれません。
使えるパラメーターは少ないものの、結論としては、追いこめば似たような写真を得られました。ただし、追いこんだ画像を生成した場合のAfterShot pro3は、けっこう重い処理になるので、その点は注意が必用です。
4000万画素クラス以上の処理だと、PCの環境もあるかもしれませんが、RawTherapeeのほうが安定するという印象があります。
個人的には得意不得意で両方使うことにしました。


他、こういった付属ソフト Painter Essentials 6 も付いてきます。

SDQH0382_CPE.jpg
Painter Essentials 6で変換した画像です。
有名な描画ソフトの簡易版ですが、絵を描くという点に関しては、当然Photoshop等の画像処理ソフトよりも優れています。その点から、PaintShop Proとも使い分けが可能です。
当方本来はアニメーションの映像作家なので、むしろ付属ソフトに注目していました。
もちろん一枚の絵を時間をかけて描くわけにもいかないので、簡易版でも十分なわけです。

PhotoMirage Expressから出力した映像
あと、こちらですね。
個人的に欲しかったのは。
個人的にはやりたかったことが、これで出来るようになりました。

こんな感じでPaintShop Pro 2019 Ultimateは、価格に対して非常に高度な処理が出来るソフトと言えるかもしれません。ソフト自体巨大で容量も大きく重量級ののソフトです。
一つ言えば、もう少し軽く作ってほしかったのがありますが、昨今のデスクトップパソコンで使うので、普通に使えそうです。
多機能なので覚えるのに時間がかかりそうですが、今まで面倒だった処理が、何種類か軽減されたことは大きいです。
毎月の支払いがなく、これで永久に使えるライセンスという点がやはり大きな利点ですね。


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追記:その後色々とフォトショップ的な扱いをしてみたのですが、どうもCMYKについて、どうなっているのか分からないという状況に・・もちろんCMYKに分割することは出来るのですが、その四枚を編集して印刷というのは何とも面倒くさいと言いますか・・
RGBを扱う上では、トータルでフォトショップ以上に機能があるわけですが、この点を改善してほしいですね。
というわけで以下のフリーソフトをダウンロードしてみました。RGBをCMYKに変換できます。使い方は見た目で分かるので、超簡単です。


posted by 薔薇迷写真部 at 17:32| Comment(0) | 部長の独り言
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