2019年05月25日

オールドレンズや中華レンズでチャートを撮ってみる

チャートを入手したので、中華レンズやオールドレンズのテストに使ってみようかと思います。
現在のレンズのほとんどは、有名サイト等で調べられるので、自分で撮る必要はありませんが、マイナーなレンズやオールドレンズは、そういうデータがなかなか無いのです。
というわけで、個人的な興味から、どんなものかチェックしたくなりました。
それなりにやることは他にもあるので、ぼちぼちですが、ゆっくり試していこうかと思っています。

DSC01354.JPG
(NEEWER 35mm F1.2[F5.6])


DSC01361.JPG
(MEIKE 25mm F1.8[F5.6])


DSC01395.JPG
(SONY NEX-6/7Artisans 12mm F2.8[F8])


DSC01401.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf8.0])


DSC08009.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf8])


PK1N0006.jpg
(PENTAX K-1/SMC Takumar 50mm F1.4 [絞りF8])

関連

さて、どんな感じでしょうか?
posted by 薔薇迷写真部 at 17:16| Comment(0) | 中華レンズ

2019年01月18日

中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO 4-4.5:1

PK1N0004.jpg
ZHONG YI OPTICS FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO 4-4.5:1
というわけで、4〜4.5倍のマクロ撮影ができる中華レンズです。
当方としては、かなりメジャーな中華レンズのチョイスかもしれません。
たぶんですが、中一光学は、中国では最も有名な光学メーカーのような気がします。
個人的には、LAOWAのほうが、本格的なような気がしますが、老舗という意味では、この中一光学ということになるのかもしれません。
日本の三竹光学とも関係があって、日本の息のかかったメーカーでもあります。
一般的な中華レンズには、既にお腹いっぱいなため、使用用途が著しく限られるこのレンズに着目してみました。
商品の内容ですが、箱と、保証書と、レンズ本体と、しわくちゃなビニール袋だけでした。説明書はありません。
説明書が無いので説明しますと、カメラの設定で、レンズが無くても撮影を許可する必要があります。メーカーによって書き方が違いますが、それぞれ調べてみてください。
PENTAXだと、絞りリングの使用を許可、SONYだと、レンズなしレリーズを許可等の項目があります。
カメラがシャッターを切らなくても、故障ではありませんので、慌てなくても大丈夫です。

PK1N0005.jpg
ZUIKO AUTO-MACRO 20mm F2にとてもよく似ています。
前玉は非常に小さく、普通のレンズの後玉のようです。
この姿を見て思う人は多いかと思いますが、普通の単焦点レンズにリバースリングを付けているのにも似ています。
原理としては似たようなもんだろうと思います。画質も、補正レンズ系が、構造上少ないので、似たようなもんである可能性もあるかと思います。
このレンズは安価ですが、より高価なLAOWA 25mm F2.8 2.5-5X ULTRA MACROのほうが、現代的な設計だと思われる分、ずっと高画質な可能性が高いと思われます。
ただ、LAOWAは高価なため、こういったレンズの使用率の高い人向けのような気がします。
たまに撮るのであれば、これでも代用はきくかもしれません。

PK1N0009.jpg
これでは見えませんが、後玉は、奥のほうにあります。前方の小さなユニットの中に小さなレンズ群があるといった感じです。
当然ながら、電子接点はありません。
これは、PENTAX Kマウント仕様となります。

PK1N0010.jpg
絞りはF2〜F16まで。
しかしながら、その絞りの明るさは確保されません。その拡大率から非常に暗くなります。基本的には、ミラーレス機のほうが使いやすいのではないかと思われますが、レフ用を購入すれば、マウントアダプターで両方使えるということになります。
鏡筒の質感は良く、このレンズの価格の大半は、この部分に使われているのではないかと思うぐらいです。

PK1N0012.jpg
絞り羽根は3枚しかないため、絞ると三角形になってしまいます。小さなビデオカメラのような絞りですが、玉ボケを楽しむようなレンズではないため、これで十分と言えば十分です。

PK1N0017.jpg
SIGMA sd Quattro HにFREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO (PENTAX Kマウント用)を取り付けてみます。
SIGMA sd Quattro Hは、KマウントベースのSAマウントなため、こういったレンズは付けることができます。
このような全群繰り出しのレンズであれば、画質の劣化もありません。
無限遠がある普通のレンズだと、標準域からでなければ使いにくいですが、中一光学のCREATORシリーズならば、普通に使えるのではないかと思っています。無限遠はずれてしまいますが、合わせることは可能です。
85mmや135mmを付けてみたいという衝動にかられますが、やめておきます。
ですが、マウントアダプター経由で他のミラーレスにも使えるため、無駄になるということはないとは思いますが。。

PK1N0018.jpg
前方のユニットを伸ばしてみた様子。
これを伸ばすことで、撮影倍率が上がります。
ヘリコイドマクロアダプター等と同じような原理ですね。

さて、撮影してみましょう。

SDQH0454_.jpg
(SIGMA sd Quattro H/中一光学 FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO(絞りF8))
よく分からない謎の昆虫です。
今は冬なため、撮影しようにも、昆虫は非常に少なく、やっとのことで見つけました。
おそらく、大きさは1mmほど。とても小さいです。ひまわりの種の上に乗っています。
色々とアップされている画像を見て思いましたが、やはり色々な収差の補正ができていないようです。
あと解像感も足りませんが、普通のレンズをリバースするよりは、いくらか画質は良いかもしれません。あと拡大率も大きいです。もちろん、接写リングで同じような撮影は可能かもしれませんが、一応専用設計のこちらに分があるのではないかと思われます。

中一光学 カメラレンズ FREEWAKER 20mm F2 SUPER MACRO 4-4.5:1【ペンタックスKマウント】 (FREEWALKERF20PK)

価格:19,483円
(2019/2/17 00:00時点)
感想(0件)




つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 00:20| Comment(0) | 中華レンズ

2018年11月15日

MiNT Instant Flex TL70 2.0 ニ眼レフ チェキ

当方、最近どうもデジタルの写真は、つまらないと思い始めていたのですが、それを回避するために中華レンズなど導入してみました。
なんですが、デジタルというのは、いくらでもコピー可能ですし、いくら失敗しても良かったりで、有難みが無いわけであります。
その、有難みの無さのせいなのか、プリントしないので、写真というか、物が残りません。おかげで、自分のまともな写真も無い有様・・
そんな中で考えてみたのですが、ならば本物が一枚しか出来ないインスタント写真でもと思いまして、チェキを導入したわけです。
機種名は、MiNT Instant Flex TL70 2.0 二眼レフカメラであります。

MiNT Instant Flex TL70 2.0
PK1N0022.jpg
うん、なかなか良いですね。
なんですが、色々と不満もあります。何が?といいますと、この機種、チェキの二眼レフなんですが、ここまでやってマニュアルモードがありません。。
絞りは自分で設定するため、常にAモードで動くことになります。そして、露出補正に関しては+−1EVしか無いという仕様・・
おそらく、買ったけど何も撮れない!という苦情を回避したのか、そういうことになっています。
確かに、インスタントカメラというのは、手軽さというものが売りといえば売りですが、ここまでやるのであれば、マニュアルモードもほしい・・
あと、レリーズが付けられないというのも難点ですね。
レンズの描写ですが、強めの糸巻き収差があるようです。
あと、これは富士フイルムの問題ですが、iso100とかiso400の高画質な低感度フィルムもあればなぁ・・といった感じ・・しかしながら普通のインスタントカメラは、絞りがF22とかだったと思うので、基本パンフォーカスの仕様だから、それだけで良かったのでしょうね。ちなみにこのカメラでは+1EV設定にしたとしてもiso400までしか使えないことになりますね。もともと無いから問題ないのでしょうが・・

PK1N0025.jpg
正面から・・赤いボタンがシャッターボタンです。
レンズユニットの下には、絞り調整用のダイヤルがあります。F5.6 F8 F16 F22となります。ん?なんでF11が無いん??
レンズの焦点距離は61mmとのことですが、645の中判と考えると、なんか狭い感じがします。135フルサイズ換算値かな?

PK1N0027.jpg
横には、ピント調整用のダイヤル、EV調整用のスイッチ、あと黒いボタンを押すと、写真が出てきます。
ピントは、常にマニュアルフォーカスです。

PK1N0031.jpg
ストロボなんかも付いています。
どういう構造なんでしょう?やり方によっては多灯撮影も可能でしょうか??今度試してみましょう。

PK1N0034.jpg
おしゃれっぽいストラップを付けてみました。
もっとクラッシックなほうが良いとの意見もありそうですが、外観がシンプルなので、個人的には現代的な気もします。
少々チープなところもありますので、とりあえず中華製の安物ストラップをあてがいました。
さて、撮影してみましょうか。

PK1N0038_.jpg
(MiNT Instant Flex TL70 2.0)
いきなり多重露光やってみました。
というか、これがやりたいからチェキなわけです。
最初からイメージがあれば、失敗も最小限にとどまりますしなかなか良い感じです。
チェキは、写真のサイズがフィルムのサイズなんですが、ほぼ645です6x4.5cmm いわゆる中判カメラですね。
当方、ある程度の操作が必要なカメラは、デジタルから始めたのですが、どうやら基本構造は似たようなものなので、いきなりでも撮れるようであります。


二眼レフ インスタントカメラ MiNT InstantFlex TL70 2.0

価格:52,980円
(2019/4/23 14:44時点)
感想(0件)










つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 00:03| Comment(0) | 中華レンズ

2018年10月25日

では、果たして中華レンズはオールドレンズ的なのか?

PK1N0009.JPG
中華レンズがオールドレンズ的だとよく言われますが、本当にそうなのか・・あと、オールドレンズだとして、いったいいつ頃の年代のレンズぐらいという意味なのだろうか?と考えてみました。
自分が比較的多く持っているのは、60年代後半〜70年代のもので、M42マウントが多いです。あとはKマウント数本とタムロンアダプトール数本といった感じで、そもそもKマウントシステムのために揃えたものです。
それらと比べれば、流石に現代のレンズなんだから優れているだろうと推測する方もいるかもしれませんが、一言で言えば、優れていないものが多いといった印象(広角は除く)・・これはもちろん安価なものを指して言っています。なぜなら、現在の価格で競合する価格帯のレンズだからですが・・
では、オールドレンズが凄いのかと言われれば、そうではないと思っていて、これらは当時の価格でも、今の中華レンズ(安)よりも高価で、現在の価格に換算するならば、比較にならないぐらい高価なものです。
レンズというのは枯れた技術だと言われていますが、つまるところ、単焦点レンズとかは最近になるまで、それほど大きな変化は無かったのです。単焦点レンズの技術は、既に確立されているとも言われていたのです。
ところが最近、やたらと高性能な単焦点レンズが、各社から、特にシグマから出ているといった印象です。
「ついにレンズ技術が大幅に進化して高性能になった!」
とも思いませんでした。
というのも、それらはやたらと大きいのです。おそらくオールドレンズと同じようなサイズであれば、それほどの高性能化は見込めないということなのだと、すぐに思いました。


DSC07416.jpg
さて、これらの安価な中華レンズですが、小さいです。この小ささが魅力だったのと、最初に手にしたNEEWER 35mm F1.2に異様なまでの味があった・・ということで、数本手に入れることになりました。
このNEEWER 35mm F1.2レンズのコーティング技術は、明らかにTAKUMARよりも劣っているように思われます。レンズそのものの設計はどうなのかよく分かりません。歪みは無いので、けっこう良いのかもしれません。ですが透過率は明らかに良くありません。
しかしながら、そこが良かったのです。
味を求めてオールドレンズという方も多いと思いますが、少なくともTAKUMARに、それほどの味があるとは思えないのです。最初に使った印象は”普通”という感じでした。まずはこの第一印象は重要で、かなり色々試さないと味というところまでは見出せません。当時からそれなりに豪華な硝材を使われたそれなりの高性能レンズだからです。何種類かは、今では禁じ手のトリウムまで使われていたりします。
結局のところ、安価で作るならば、硝材のこととか、コーティングの事とかに関してはケチらないと作ることはできません。あと工程も念入りにすることは出来ないでしょう。
そもそもこれら中華レンズ(安)の直接のライバルは同一価格帯のオールドレンズのように思われます。新品で買えるところに価値があるのですが、どう考えてもこの値段で作るには、スペック的に無理がありすぎる気がします。
考えてみると、凄いスペックなわけです。
たぶん、その無理な部分に味的要素が入ってくるのだと思います。
レンズというものは、明らかに癖を無くす方向に進化しているのですが、それには色々な手法が必要なのだと思います。これをカットしないと安価に作ることはできないでしょう。

SDQH0546.jpg
(SIGMA SD Quattro H/SMC TAKUMAR 50mm F1.4)
この写真は等倍鑑賞可能です。ノイズに関してはフォビオン・クワトロセンサー特有のものです。
SIGMA SD Quattro HはAPS-Hだから周辺描写が分からないしずるいと思われるかもしれませんが、このレンズはフルサイズでも、それなりに四隅まで解像します。
中華レンズ(安)の場合、一部を除いて、遠景では、こういった描写はまず不可能という感じです。中央はともかく、周辺がまったくダメなのです。マイクロフォーサーズ用もあるので、そちらなら全体的に解像するかもしれません。オールドレンズをAPS-Cで使うような感覚ですね。
APS-Cでも、中には使用可能なものもありますが、多くは遠景描写になると四隅は弱いという印象です。

DSC02086.jpg
(SONY α7/FUJINON 55mm F1.8)

DSC07488.jpg
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7)
どちらも等倍鑑賞可能です。
当方が持っている中では、フルサイズ用で言えばMEIKE 50mm F1.7が、FUJINON 55mm F1.8に最も近いスペックなので色々と考えやすいのですが、このMEIKEの場合はやりようによってはFUJINONよりも優れています。
このレンズはフルサイズ用でありながら、12000円程度なので、APS-C用のレンズに対して、非常に高いパフォーマンスを持っていると思われます。・
珍しく、全体を均等に解像するレンズと言えるかもしれません。ただし像面湾曲は存在するため、遠景ではピントを周辺と中央の真ん中に合わせる必要があります。そういった面では、少しばかり荒があるわけです。中距離までは見事に全体を解像します。
それを理解した場合のみ、オールドレンズよりも高いパフォーマンスを発揮し、あと、それよりも遥かに優れた逆光耐性が安定した画質を生み出すかもしれません。
周辺減光や像面湾曲はあるものの、現代的なレンズも存在するようです。味という面では、その分期待できないかもしれません。
ちなみに、このFUJINONよりも周辺描写という面で優れていたのはMEIKE 50mm F1.7とNEEWER 35mm F1.2でした。他のページで確認できるため、興味のある方はそちらを参照にしてください。

2019/05/30追記
チャートによる撮り比べを追加しました。
クリックで等倍鑑賞可能です。
オールドレンズが如何に高性能なのか、ある程度分かります。
DSC08009.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 [絞りf8])
こちらは、ローパスフィルターがあるカメラを使用していますが、解像はともかく、倍率色収差が目立つことが分ります。
像面湾曲の存在により、より顕著に見えます。
コントラストは現代的と言えるかもしれません。

PK1N0006.jpg
(PENTAX K-1/SMC Takumar 50mm F1.4 [絞りF8])
こちらは画素も多いうえに、ローパスレスなので、単純に比較対象にはならないかもしれませんが、少なくとも、この画面の均等性は、かなり優秀だと言えると思います。
もちろん、現在では禁じ手のトリウムを使っていることもあるかもしれませんが、収差もあまりありません。非常に繊細な描写をします。
レンズというのは、やはり枯れた技術で、その時の時代換算の値段が、けっこう重要かもしれません。
硝材等、豪華なものが使えるからです。最新のものなどは、補正レンズ群もふんだんに取り入れて超大型化、高額化していますが、明らかに高性能になりました。

PK1N0015.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated TAKUMAR 55mm F1.8 [絞りF11])
JPGで描き出す場合、解像していると、データ容量が大きくなるのですが、これより暗いTakumar 55mm F1.8は、F11でより高容量になりました。つまり解像していることが伺えますが、こちらもトリウムを使用したレンズということになります。全体としては、50mm f1.4 と 55mm F1.8  55mm F2は似たような解像を見せました。どれも黄変しているため、トリウムを使用しているものと思われます。

PK1N0021.jpg
(PENTAX K-1/Super TAKUMAR 55mm F2 [絞りF8.0])
こちらのF2は、輸出向けの安価なレンズのようですが、PENTAXの場合は安く作った場合、意外にも上位を食う性能のものが多いようです。
実用域はF2からで、開放から解像します。このころのオールドレンズは、F2.8ぐらいからが、実用域とも言えますが、少なくともF5.6ぐらいまでは解像では、上位をリードしている感じです。つまり実用域は多いという感じです。
出し惜しみのないメーカーなので、単純にレンズサイズをあまり変えずに暗くした分高性能になっているとも考えられます。

PK1N0030.jpg
(PENTAX K-1/Super-Multi-Coated MACRO TAKUMAR 50mm F4 [絞りF5.6])
当方所有の個体では、MACRO Takumar 50mm F4の場合は更に解像しました。
少し残念なのは、この個体は左側に片ボケがある感じです。
そのうち、分解清掃して、組み直してみる予定。
解像ピークと思われるのは、F5.6付近でした。
テッサータイプで、レンズ部分はとても小さなものですが、この暗さから、設計に無理が無いのか非常に解像します。
残念なことに、今のレンズほどコントラストが高くないので、写真では解像しているのかどうか分かりにくいという点はオールドレンズならではという感じです。

PK1N0039.jpg
(PENTAX K-1/HELIOS-44M-6 58mm F2 [絞りF8.0)
昔の日本メーカーのレンズは、けっこう凄かったようです。
ロシアのHELIOS-44M-6 58mm F2 に関しては、若干解像で劣る結果が出ましたが、その均一性は実は優秀です。
このレンズは更に古い設計で、カールツァイスのビオターがベースのコピーレンズですが、開放付近のぐるぐるボケ以外は優秀なようです。もちろん、このぐるぐるボケという個性が、このレンズの人気の原因にもなっているので、必ずしも収差の存在が悪いとも言えないというのもあります。単純な解像という意味では優れていると言えると思います。
ちなみに、このロシアのレンズは、ピント移動させると、けっこう画角が分かりやすく変動するレンズでもあるようです。

PK1N0005.jpg
(PENTAX K-1/TAMRON SP 90mm F2.5 MACRO [絞りF8.0])
中華レンズは、周辺を解像しなくて、像面湾曲があるレンズが多いという印象があります。
明るさが尋常ではないレンズが多い事を考えると、ボケを優先しているのではないか?と思うこともあります。
こちらは、マクロとしては明るく、ボケを重視したチューニングの日本のオールドレンズです。
中央の解像は素晴らしいものがありますが、周辺は解像していません。
開放付近では、軸上色収差もけっこうあり、どうやら、像面湾曲もあるようですが、これはポートレート等を重視したチューニングをしたためというのも考えられます。
きちんとした記録として、絵画などを撮るときには、このレンズは使いませんが、有名な銘玉でもあります。昔から非常に評価が高いレンズです。ただ、評価が高いからといって、何でも得意というわけではないようです。単純な記録ならば、TAKUMARのマクロのほうが得意です。
収差等を犠牲にして、目的を達成しているレンズもありますので、必ずしも均一性が高ければ良いというわけでもなく、用途に応じたものを使えば良いというのが正しい判断かもしれません。

645D8976.jpg
(PENTAX 645D/SMC PENTAX-A 645 120mm F4 MACRO [F11])
こちらは中判用のオールドマクロレンズですが、絵画などの記録には、こういう性質のもののほうが合っていると言えるかもしれません。周辺まで驚くほど見事に解像し、歪曲収差も像面湾曲も無くシャープです。
デジタル中判はセミ中判(フルサイズに対するAPS-Cのような存在)なので、イメージサークルも足りていて、余裕があります。
個人的に昔のPENTAXは真面目な仕事をしているという印象があります。

DSC01376.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F8.0])
チャートの撮影結果として、中華レンズ(安)の中で、最も好ましかったのは、このNEEWER 35mm F1.2でした。
個人的に歪みの無い画像を好みますので、最初に撮った時から印象は良かったのですが、欠点も沢山あります。
まず、コントラストの低さと、強い寒色系の色味でしょうか?あと玉ボケの輪郭が強く、ボケがうるさくなるということです。逆光耐性の低さは致命的でしょう。
ですが、その点もトータルで許せたというのもあります。たまたま絵が個性的だと思えたので、使い分け出来ると判断したからです。
チャートで分かるのは解像や収差、画面の均一性ぐらいなので、トータルの絵ということになると、実際に撮ってみなければ分かりません。最終的には好みの問題になりますし、結局のところ、そこがすべてとも言えるかもしれません。

結論としては、中華レンズは、オールドレンズとはまた別のものと言えるかもしれません。もちろん、昔の安価なレンズならば同じような描写特性のものもあるかもしれません。
Takumar光学系は、その後のAF化によって、若干解像そのものは落ちていますが、それ以外のコーティングの進化による逆光耐性やコントラスト等が改善されているため、画面そのものははっきり見えるようになっているようです。


(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2)
こちらは、試しに撮ってみた日記映像です。
中華レンズの味を極力発揮するように心がけてみました。

と、光学レンズのような枯れた技術のものを、安く作るということは、それなりのトレードオフがあるということだと思われます。高価なレンズであれば、中韓のレンズも今や優れているのです。人件費等で比較安価だとは思いますが・・しかし高性能なものは、やはりスペックを考えても大きいといった感じです。この大きさならば、このくらいは写るだろうと想像できたりもします。

DSC01930_.jpg
(SONY α7U/NEEWER 35mm F1.2)
遠景はともかく中距離までを撮るというならば、安価な中華レンズは、オールドレンズと互角の描写をするかもしれません。
あと、ボケ等の癖は下手なオールドレンズよりもあったりして、面白い描写が可能です。
これはスナップやネットにアップする写真では威力を発揮すると思います。明らかに他と違うからです。
人間、見慣れないものには違和感や驚きを感じたりする生き物なので、これらの中華レンズが定着するまでは、その描写が武器になったりするのではないかと思ったりします。




【代引不可】NEEWER 35mm F1.2大口径レンズ Sony Eマウントミラーレスカメラに対応【並行輸入品】【05P03Dec16】

価格:4,319円
(2019/4/23 19:37時点)
感想(2件)


つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 20:54| Comment(0) | 中華レンズ

2018年10月22日

MEIKE 25mm F1.8

MEIKE MK-25mm-F1.8
PK1N0001.JPG
むしろ、沼に入らないように、これにて中華レンズをコンプリートしたことにしました。
当方、レンズは35mm 50mm 85mmの使用、たま〜に超広角がほとんどなので、このようになりました・・APS-Cなので、25mm 32mm 35mm 50mm 12mmという感じです。
さて、25mmですが、これは七工匠 7Artisans 25 mm F1.8、もしくは同じOEMと思われるHengyijia 25mm F1.8にするか、こちらのMEIKEにするか悩んでおりましたが、こちらにしました。いや、本当は悩んでいないけど。
というのも7Artisans 25 mm F1.8は評価が高めで固まってきていますし。発色は良いものの、イメージサークルがAPS-Cには明らかに足りないことが分っているからです。周辺のあの流れは、おそらく絞ってもどうにもならない事は分っていますし、そのようなレンズは些細なことでも片ボケになってしまいます。レンズの味は好きなんですが、どうしても片ボケは好きではありません。個人的にあのレンズは、マイクロフォーサーズ用だと思っています。
おそらく、知名度ではブランド的にも7Artisans 25 mm F1.8は圧倒的に上でしょうが、そもそも、このようなものは、そういったもので安心感を得るものではないと思っていますし、なんかくじ引きみたいな楽しみもあり、あまり画像がアップされていないもののほうが、ちょっとウキウキしますよね?いや、しないかな?あと、MEIKE的な絵作りは嫌いではありません。

PK1N0002.JPG
このレンズ、デザインはNEEWER 35mm F1.7と同系統のものです。質感も良く、ピントリングの感触も良いです。
絞りリングはクリックレスタイプで、中華ではお馴染みのもの。最近は、むしろこのクリックレスタイプのほうが良いと思っております。

PK1N0003.JPG
絞り羽根は9枚でしょうか・・悪くない形です。競合製品の7Artisans 25 mm F1.8の場合は12枚とのことなので、こちらのほうが、その点では劣るでしょう。そのことは事前に分かっておりました。

PK1N0004.JPG
MEIKE 25mm F1.8の場合は、後玉が大きいです。前玉よりも、随分と大きいです。こういうレンズは口径食が大きいという印象と、それと引き換えに解像はするという印象があります。

PK1N0005.JPG
このタイプのデザインのものには被写界深度目盛があります。
やはりマニュアルフォーカスレンズだと、これがあると嬉しいですね。

PK1N0006.JPG
準広角レンズ用のフードを付けてみました。よく似合います。
このレンズのレンズキャップはかぶせタイプなのですが、わりとしっくり付いて、TAKUMARとかよりも精度が高そうです。あれほど落ちそうにもありません。
しかしながら、レンズフードを付けた時点で、それは使わないので、汎用のプラスチック製キャップに付け替えです。

さて、外に出てみましょう。
DSC07313.jpg
(SONY α7U/MEIKE 25mm F1.8[F8])
歪みは良く補正されている感じですが、レンズプロファイルを作ってみると部分部分のバラつきがあるようです。けっこう補正されます。

DSC07313-1.jpg
(SONY α7U/MEIKE 25mm F1.8[F8])
補正しました。

DSC07317.jpg
(SONY α7U/MEIKE 25mm F1.8)
最初の印象ですが、寄れるという感じです。ボケも綺麗な感じ。これは35mm F1.7と似ているのではないでしょうか?

DSC07418.jpg
(SONY α7U/MEIKE 25mm F1.8)
ボケの連続性はこんな感じ・・良いと思います。



つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 21:29| Comment(0) | 中華レンズ

2018年10月18日

七工匠 7Artisans 12mm F2.8

PK1N0003.JPG
七工匠 7Artisans 12mm F2.8
このレンズはAPS-Cミラーレズ用のレンズで、超広角域の撮影が出来るレンズなんですが、いえ、なんか沼に入っていませんか?と思えてしまう今日この頃です。
なんと言いますか、中華レンズは面白いんですよ・・
ある意味、韓国のレンズとかは、日本のレンズに近いものを感じるのですが、中華は一味も二味も違うという感じです。
オールドレンズ的とも言えるのですが、じゃあこういうオールドレンズがあるか?と言われると、う〜ん・・無いかもとも思えてしまうのが中華レンズです。
たまたまそういうのが当たっただけなのかもしれませんが、癖になってしまいました。

PK1N0004.JPG
毎度のことですが、このレンズも造りは良いです。
絞りリングは、中華レンズらしくクリックレスタイプ。
金属製でコンパクトで、それでいて、けっこうずっしりと重いという感じです。
個人的に七工匠のレンズはデザインが良いと思うのですが、どうでしょう?
値段的にもNEEWERやMEIKEより一ランク上という感じです。

PK1N0007.JPG
絞りはこんな感じだけど小さくてよく分かりません。
絞り羽根は7枚とのこと。

PK1N0008.JPG
後玉はこんな感じで小さいです。
APS-Cというのもあるでしょうが、ミラーレスは後玉小さく出来るんでしょうかね?

PK1N0010.JPG
嬉しいことに、被写界深度目盛が付いています。
ここまでの中華レンズには付いてなかったので、これはうれしいですね。
めったに使いませんが・・
これは技術的な問題ではないので、一つ言わせてもらうと、この魚眼のように小さなフードは無いと思います。フルフレームで確認すると分かるのですが、随分と隙間がある感じです。他の広角を見ても、この焦点距離であるならば、もう少し大きなフードを付けていると思われます。コーティングが弱いのなら尚更です。

PK1N0011.JPG
キャップは金属製。七工匠という漢字が良いですね。7人の職人という意味でしょうが、社員はもっと多いでしょう・・当然か・・

DSC02017_.jpg
(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8[F8])
レンズの歪曲収差はこんな感じで、この手の広角レンズとしては、とてもよく補正されていると思います。
ほぼ問題ありません。建築写真やストリートスナップにも使えると思います。

DSC02017-1.jpg
(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8[F8])
せっかくなので、レンズプロファイルを作ってみました。とりあえず歪みはだいたい直っています。
※このプロファイルは中距離〜無限遠ぐらいに対応したものです。

DSC01902_.jpg
(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
とりあえず、開放付近の描写はこんな感じです。まぁ広角だしこんなもんでしょう。
寄れるという印象です。

7Artisans 12mm F2.8
このレンズ、近接撮影では画角が少し狭くなります。ズームレンズではありませんが、いくらか焦点距離が変わります。これそのものは珍しくない現象ではありますが、抑制率が低いことと、レンズの被写界深度が深いため、特別分かりやすいのだと思われます。
この現象は、抑制されたレンズとされていないレンズとで差が出てきます。あとマクロレンズなどは変化が顕著です。このレンズが寄れることも関係なくはないかもしれません。
無限遠→近接での撮影で、画角が狭くなるという感じです。12mm〜14mmぐらいでしょうか?下の動画はフルサイズで撮った映像なので、比較すると換算18mm〜21mmぐらいで動いているのではないかと推測されます。
はっきり、分かりやすく確認できるので、気になる人は気になると思います。
SIGMA 20mm F1.8 EX DG Aspherical
ただ、珍しくない現象ではあるので、気になる場合は他のレンズ何本かと比べてみると良いかもしれません。けっこう大きく変わるレンズは多いのですが、定位置からピントを動かすと、ボケるので、それがふわっと広がるという感覚に見えて、焦点距離が変化していることに気が付かない場合も多いのでしょう。
このSIGMAのレンズは、7Artisansのレンズよりもズーミングが抑制されている感じですが、代わりにズーミングとともに歪曲が変動しているのが確認できます。リアフォーカスなことと関係があるかもしれません。

とりあえず出かけてみましょう。

DSC01890_.jpg
(SONY α7U/7Artisans 12mm F2.8)
コントラストも高めで良い感じですね。




つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 23:16| Comment(0) | 中華レンズ

2018年10月14日

中華レンズやオールドレンズのプロファイルを作ってみる

当方、アドビ税を払いたくないため、現像ソフトは純正かRaw Therapeeを使っております。
色々と色々な事をやっておりますので、そこまで写真にお金を注ぎたくありません。
というわけですが、最近のフリーソフトは優秀で、色々な事をやってのけます。
一応レンズプロファイルも使用可能で、メジャーなレンズなら、これといった苦労もしなくて済みます。
なので、色々と設定を作れば、高価な現像ソフトに匹敵する仕事をしてくれるのです。

raw.jpg
Raw Therapeeはこんな感じ。ブラウザとして機能してくれます。
非常に多機能で、純正ソフトを凌駕する内容です。しかしながら、機能が多すぎて初心者には使いにくいかもしれません。でも何でもチャレンジは必要かと・・

さて、レンズプロファイルが使えるのだから、せっかくだから自分でレンズプロファイルでも作ってみたいものです。
lens-profile.jpg
使用ソフトはこれ、アドビのlens profile creatorとなります。
ダウンロードしたソフトのファイルの中に、こういったパターンのPDFが沢山用意されているので、とりあえず真ん中と四隅あたりに次々と貼って撮影していく必要があります。

PICT0103.jpg
ちょうど曇りだったので、やりやすそうな天候です。
こんな感じで9枚ほど撮影してみました。これが多いほうが精度が高くなりそうな気がします。

PICT0105.jpg
露出計で四隅を計ってみますが、ちょうど同じぐらいな感じです。

今回作成するプロファイルはMEIKE 50mm F1.7、NEEWER 32mm F1.6、NEEWER 35mm F1.2、SMC TAKUMAR 50mm F1.4、Super TAKUMAR 55mm F2、Super-Multi-Coated TAKUMAR 24mm F3.5、Super-Multi-Coated TAKUMAR 35mm F3.5、SMC PENTAX-F 28mmとなります。
少々欲張りすぎかな?


つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 01:39| Comment(0) | 中華レンズ

2018年10月03日

MEIKE 50mm F1.7

MEIKE MK 50mm F1.7
PK1N2551.JPG
MEIKE 50mm F1.7というレンズです。
また中華のマイナーレンズ?と言われるかもしれませんが、当方、現在成長しているものを見るのは好きでして、それに日本メーカとかのレンズのレビューは書きまくられているわけで、わざわざ自分がするまでもないというのが実情・・
さて、このレンズですが、日本円だとおよそ12000円程度の値段で、135フルサイズフォーマットに対応している、Eマウントレンズです。
MEIKEはメイケと読むのかな?
開封後の印象ですが、作りは非常に良く、今までの中華レンズにはフードが付いていなかったのですが、花形フードが付いてきます。これはプラスチック製の安っぽいものですが、あるほうが良いに決まっております。

PK1N2552.JPG
赤い鉢巻きが付いています。
本体は金属製でガタツキも無く非常にしっかりとしています。これまでNEEWER 35mm F1.2NEEWER 32mm F1.6を所有しているわけですが、ワンランク上の作りこみに見えます。値段比較でも、フルサイズ用なので安価と言えると思います。

PK1N2553.JPG
レンズ前方はこんな感じ。ゴミなどの混入もなく非常に良いです。

PK1N2555.JPG
レンズの後方です。後玉がF1.7としては非常に大きく見えます。一見前玉よりも大きく感じます。解像面では期待できそうです。後玉は少し深いところにあります。バックフォーカスは長めということになりますね。

PK1N2556.JPG
絞りリングは、レンズの前のほうに付いています。この仕様は、慣れないうちは大変かもしれませんが、動画を撮るときに非常に重宝します。当然クリックレスタイプで、やや重めながら、滑らかに動きます。
ピントリングも同様、やや重めではありますが、ガタツキもなく滑らかで良好な動きです。

PK1N2564.JPG
絞り羽は12枚もあり、綺麗な円形(12角形?)を描いています。これはNEEWER 35mmや32mmとは比較にならないクオリティーです。
動画撮影中も、ボケの形が途中で変わることなく綺麗に動くことが想像できますし、美しいボケが得られることも想像できます。光芒もどうなるのか気になります。

PK1N2557.JPG
ボディーに付けてみます。
マウント部にもガタツキはありません。
コンパクトで非常に良いですね。スナップ用途で使うのにはとても良さそうなサイズ。

それでは出かけてみましょう。

DSC06819.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
ざざっとこんな感じの写り・・
ストロボ付けて撮影したので、シャッタースピードの関係で露出オーバーでしょうか・・ボケは色々な形になっていますが、それ以外は濃い輪郭なども無く綺麗だと思います。

DSC06826.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF5.6))
最近のレンズが最も解像しそうなF5.6での撮影。
中華レンズであることを忘れてしまうような良い写りであります。

DSC06796.JPG
(SONY α7U/MEIKE 50mm F1.7 (絞りF1.7))
開放での撮影。
キリッとした描写。
白いものの輪郭には色収差が見られます。
写真はクリックで拡大します。



つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 16:37| Comment(0) | 中華レンズ