2018年08月06日

NEEWER 32mm F1.6

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NEEWER 32mm F1.6
NEEWERのEマウント用の交換レンズなんですが、APS-C用のもので、なぜか標準単焦点レンズが3種類ほどあります。なんでまた似たような焦点距離ばかり・・無類の標準レンズ好きですね・・まぁ当方もそうなんですが・・
一番メジャーな35mm F1.7に関しては既に色々とレビューも書かれているようですが、この32mm F1.6に関しましてはマイナーなようでして、やはりどこにも情報が無い感じなわけです。当方、既に大勢がレビュー書いてるものは書いても意味がないので、極力マイナー路線でやってみます。
とりあえずなんですが、同社のNEEWER 35mm F1.2に関しましては所有しているわけですが、性格的には最も遠いと思われるのはこのレンズです。
一応、F1.6というわけで、無理の無い設計なのではないかと予想しますが、NEEWER標準レンズ群の中でも最安値の6千円台・・35mm F1.2よりも4千円ほど安い爆安レンズということになります。
あと35mm F1.7よりも安いというのは、スペック的に考えても不思議な点です。
フルサイズ換算値は48mmほど。
しかしながら、フルサイズ機と50mmレンズを持っていながらAPS-C用の標準レンズをフルサイズ機に付けて楽しむとか、煩悩としか言いようがありません・・

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質感は35mm F1.2 同様になかなか良いです。ピントリングはずっと軽めで、とてもなめらかに動きます。なんかレンズ周りに拭き後みたいなのがあるのは安物品質でしょうか?

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絞りは円形ではありませんね・・

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後玉は小さいです。APS-Cだとここまで小さくできるんですね。

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被写界深度目盛は、やはりありません。絞りリングは中華お馴染みのクリックレスタイプで、滑らかに無段階に動きます。

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α7Uに付けてみました。当然ながらレンズ無しレリーズの許可と、APS-C撮影の設定をする必要があります。デザインの傾向は32mm F1.2と同じ傾向ですが、随分と薄いです。

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お出かけ用にフードを搭載してみました。やはりマニュアルフォーカスレンズにこれは似合いますね。

2019/05/30 追記
チャートによる測定を追加。
クリックで等倍鑑賞可能です。
あまり立派なチャートでもありませんので参考程度に・・
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(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf1.6])
中心部はとてもよく解像しています。しかしながら、周辺はかなり残念な状況
歪曲は少ないように見えますが内部の線が複雑に変形していて円も綺麗に描けていません。結構複雑な歪曲をしている模様。

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(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf2.8])
徐々に解像している領域は広がっていますが、まだまだな感じ。

DSC01399.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf4.0])
左は片ボケっぽいですね・・中央は素晴らしいです。

DSC01400.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf5.6])
これはおそらく、かなりの像面湾曲があります。周辺と中央は同時には解像しないでしょう。

DSC01401.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf8.0])
左の片ボケは強烈なようです。中央付近だけ素晴らしい解像です。

DSC01402.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf11])
コントラストが少し落ちたでしょうか?

DSC01403.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf16])
周辺部の文字が浮かび上がり、なんとか読める状態に。

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(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf22])
周辺はある程度解像してきましたが、全体的に実用範囲外でしょうか?

DSC01407.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 32mm F1.6 [絞りf8])
像面湾曲が強めにあるようなので、周辺にピントを合わせてF8で撮影です。
それでも周辺先端は解像せず、中央のピントは完全に外れています。
このレンズの像面湾曲は強すぎるので、遠景の撮影には向かないでしょう。
むしろ、接写性能を生かして、小物や花等を撮るのには向いているかもしれません。
コントラストは十分にあると思います。

単純な光学性能としてはNEEWER 32mm F1.6はNEEWER 35mm F1.2に遠く及ばない雰囲気です。しかしながら、こういったレンズに求められるものは味なわけで、どういう雰囲気の写真が撮れるか?というのが一番の見どころでしょう。
とりあえず出かけてみます。

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(SONY α7U/NEEWER 32mm F1.6/絞りf.16)
オオハナインコの花太郎さんです。ん、玉ボケの傾向はややレモン型か?しかしコントラストは35mm F1.2より高いであろうことは一目でわかります。シャッタースピードは1/320秒となります。

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(SONY α7/NEEWER 35m F1.2/絞りf1.2)
α7に35mm F1.2を付けています。やはりコントラストはこちらが低いようです。まぁ、同じ絞りにしないとフェアではありませんが、一応絞ってもこの傾向があります。こちらのほうが解放F値が低いのでシャッタースピードは1/500秒です




つづき
posted by 薔薇迷写真部 at 22:54| Comment(0) | 中華レンズ

2018年07月15日

NEEWER 35mm F1.2

当方、病気で入院したりしてで、すっかり写真部の活動を休んでおりました。
現在も体調不良でして、全力で何かするとかそういうのは出来ない状態であります。
そうなんですが、気になっているものがありまして、それは中国のレンズだったりします。
で、まったくノーマークだったわけですが、こんなの見つけました。

NEEWER 35mm F1.2PK1N0487.jpg
NEEWER(ニーワー)・・ここって、格安の撮影機材を売っているメーカーで、けっこうお世話にはなっておりました。
なんですが、レンズといいますと、あまり知らないといいますか、知っていても35mm F1.7というのしか知りません。中華レンズを手に入れたのはこれが初めてでして、当然ながらそれも持っていません。35mmのF1.7というスペックが、もはや一般的で、興味がわかなかったというのもあります。ですが、ベンチマークはともかくとして、ネットとかの一般票としては評価が高いようです。もちろん、コストに対しての性能とか味とかいう意味でしょうが・・
NEEWER 35mm F1.2と同じスペックのレンズとしては、同じく中国の 七工匠 7artisans 35mm f1.2 というのがあります。そちらはけっこう売れているのか、撮られた写真もけっこうアップされていまして、基本性能はともかく、妙にフィルムっぽい変に説得力のある写真がけっこうアップされていたりするわけです。
中国では、OEMでいろんなブランドから同じレンズが出ているようですが、これは鏡筒から違いますし、光学系は知りませんが、全体としましては別のレンズのようです。七工匠のほうのレンズは18000円少々なんですが、NEEWERのほうはと言いますと、なんと1万円程度という破格値!クラス最安値、しかも大幅に安いという爆安レンズということになります。それって開発費のもとが取れるのか??それともやはりレンズの中身は七工匠と同じなのか?なんだかよく分かりませんが、8000円も安いということは何かありそうな気もします・・恐ろしく性能が低いとか・・
しかしまぁ、この手のレンズに高性能を求めるのには無理があります。
低性能?ドンと来いです。
こういうF1.4より上の超ハイスペックなものでまともなものが欲しい方は、同じAPS-Cならば、現状では韓国のサムヤン Samyang 35mm F1.2 ED AS UMCあたりを買うのがよろしいかと・・値段は5倍・・それでもスペックからすれば安いのですから・・

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しかし、このレンズ、質感は良いです・・最初の印象は、え!?いいかも・・でした。外装はすべて金属製っぽいです。
※フォーカスリングの動きも滑らかだし、TAKUMARあたりと遜色ありません。絞りは、クリックの無いタイプで無段階に動きます。動画等を撮影するとき便利そうですね。
しかし、このレンズ、本当に情報がありません・・NEEWERのサイトを見ても、なんだかよく分かりませんし、仕様表の細かいスペック情報が間違っているような気もします。
フィルター径は43mmではなくて49mmです。逆に、49mmだと他にも沢山ありますので、フィルターやフードの使いまわしができて助かりますが・・
同梱の取説を見ると、英語と中国語なんですが、レンズは4群7枚 絞り羽枚数8枚 F1.2-F16 最短撮影距離0.3m フィルター径49mm サイズ59X38mm 重量195g とあります。こちらのほうが正しそうですね。
この情報が正しいとなると、レンズ構成が7枚とあるので、6枚の7artisans 35mm F1.2とは別物の光学系ということになりますね。

※動画用としてはフォーカスリングは重めかもしれません。その後VG20に付けたところ、マウントのあそびがやや大きいため、フォーカスを反対に回したときにカチッと小さな音が鳴ってしまいます。絵そのものは動画向きではあると思うのですが・・

PK1N0496.jpg
被写界深度目盛がありませんね・・7artisans 35mm F1.2に劣る点です。あと最初の写真を見ると分かりますが、キャップにメーカーロゴもありません・・こういったところもコストダウンに貢献しているんでしょうね。

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メーカーサイトの仕様票では9枚と書いていましたが、絞り羽根はやはり取り扱い説明書どおり8枚でしょうか?メーカーサイトのほうは7artisans 35mm F1.2のスペックシートをコピペしてるんじゃないでしょうか??やはり、廉価バージョンとしてのOEMということにして、基本部分は同じものだと勘違いしてるということなのでしょうか??ともかく、情報が上手く伝わっていないということは、なんとなくわかります。
当方も、ネット上のスペック情報から、たぶん同じもののデザインを変えて出しているだけだろうと思っておりました。
そして絞りは円形ではありません。ここも7artisans 35mm F1.2に劣る点でしょうか・・あと、デザイン的にも七工匠のほうが好きではあります。

PK1N0493.jpg
金属マウントですが、電子接点も何もありません。マニュアルフォーカスレンズです。使う場合は、カメラ本体の設定を変えないといけません。レンズ無しレリーズを適用する必要があります。このあたりは、オールドレンズを使っている方は何の苦労もしなくてすむでしょう。
後玉の大きさは、この程度、APS-Cでミラーレスだと、この程度で収まるということでしょうか?フルサイズの一眼レフだとこうはいきません。F1.2は本当にギリギリの選択かと・・
APS-Cミラーレスだと、更に大口径のレンズも可能な余裕がありますね。

PK1N0490.jpg
大きさ比較です。左から、Super TAKUMAR 35mm F3.5/NEEWER 35mm F1.2/SMC PENTAX-FA 35mm F2/Samyang 35mm F1.4 as umc となります。
他はフルサイズ用ではありますが、NEEWERはスペックの割に小さいと思います。タクマー35mmと同じぐらいでしょうか?
現代で、大口径で高性能だと、右のサムヤンぐらいの大きさが割と一般的になってきたように思います。
当然ですが、画質的なライバルは、この中ではオールドレンズのTAKUMARだけでしょう。NEEWERは明るい分表現力の幅はあるでしょうが、解像とかは厳密にチェックしたら劣るかもしれません。でも使ってみないことには未知な部分ではあります。

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α7Uに付けてみました。なかなかよく似合っていると思います。
このレンズはAPS-C用なので、カメラの設定を変えてクロップして使わなければなりません。1000万画素ほどになります。まぁ十分でしょう。出来ればローパスレス機のほうがレンズの素性がよく分かるかもしれません。
もう一つ重要な事ですが、こういった電子接点をそなえないマニュアルフォーカスレンズを使う場合には、設定で、レンズなしレリーズを許可する必要があります。
この件を理解していない人は、かなり多いようです。

PK1N0503.jpg
お出かけ用にフードを付けました。似合いますね・・
これで、斜めからの逆光にある程度強くなります。中国のレンズは逆光に弱いと聞きますし・・
NEX 3もあるのですが、手ぶれ補正が無いのと、シャッタースピードが足りないということで、とりあえず、これで撮影してみることにします。

※2019/5/25 追記 テスト写真をチャートに切り替えました。各写真はクリックで拡大します。
ピクセル等倍鑑賞が可能です。
チャートが4:3なので、上下が切れていますが、ある程度は参考に出来ると思います。

DSC01349.JPG(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2 [F1.2])
このレンズの歪みは際立つほど無いことが分ります。ここまで優秀とは、ちょっと驚きです。F1.2のスペックのレンズとしては非常に優秀に見えます。周辺減光も、レンズの明るさを考えると少なく優秀です。
問題点は、このもやがかかったような、透明度でしょうか?
解像そのものは、絞り開放からしていることが分ります。

DSC01350.JPG(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F2.0])
だいぶ透明感が上がりました。

DSC01351.JPG(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F2.8])
だいぶしゃきっとしました。
透明感の問題は無くなりました。
ここで気がついたことですが、このレンズの中央の解像のピークは意外にもF2~F2.8ぐらいかもしれません。絞ることでピントが移動したということも考えられますが・・あとで再測定してみます。

DSC01353.JPG(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F4.0])
ここで、描写として問題の無いレベルに。
このレンズは値段の割に、色収差も少ないかもしれません。周辺はまぁ仕方がないですね。それでも、他の安価なレンズと比べると優秀です。

DSC01354.JPG(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F5.6])
紙の粒子が見えるレベルで解像しています。花などを撮るときはこの付近が最も綺麗に見えるかな?

DSC01355.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F8.0])
おそらく、このレンズの最高画質はここでしょうか?全体の安定感を得るならばここです。

DSC01356.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F11])
周辺画質はここで際立ちます。片ボケも無く、個体としては当たりを引いたようです。

DSC01357.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F16])
回折現象の影響が出てきて、再びもやがかかったような画質になります。

途中、絞りによる若干のピントの移動を確認しましたので、美味しそうな部分だけ再測定してみます。開放からF2.8付近でピントの移動があるようですが、MFでミラーレス用なので、基本実用的な問題はないでしょう。

DSC01373.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F2.8])

DSC01374.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F4])

DSC01375.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F5.6])

DSC01376.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F8.0])

DSC01378.JPG
(SONY NEX-6/NEEWER 35mm F1.2[F11])
中央付近は鋭く解像していることが分りました。いくらかの像面湾曲はある模様。
やはり、最もパフォーマンスが高いのはF8付近に見えます。

このレンズの光学系は歪みもほとんど無く、実は優秀かもしれません。問題はコーティングでしょうか?
コーティングをリニューアルして出せば、かなり化けるのではないかと。

こんな感じではありますが、立派なチャートでもないので、参考程度に・・測定したカメラも中華レンズ専用に購入したNEX-6です。ローパス有りなので、ローパス無しの機種が出たら、もっと解像するかもしれません。
ただ、こういった傾向はオールドレンズによく見られる感じで、絞りを開くとフワフワ、絞るとシャキっとするのはお馴染みのものですね。これは現代のレンズではありますが・・
何となく使えそうな気がしてきました。

DSC03626.JPG
(SONY α7U/NEEWER 35mm F1.2/絞りf2)
ん!今までのどのレンズとも違う写り!好きな感じです。




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posted by 薔薇迷写真部 at 21:39| Comment(0) | 中華レンズ